田中将大の完全復活へ、手応え示すヤ軍首脳「正しい方向へ本当にいい一歩」
「素晴らしいファストボールを投げていた」と投手コーチ
一方、ラリー・ロスチャイルド投手コーチは前回登板のレッドソックス戦で改善していたファストボールが好投の鍵だったと指摘している。
「彼は良かった。ファストボールの制球が良かった。今日はリリースポイントを高くしてボールを投げることがうまくできていた。右打者相手には外角低めに素晴らしいファストボールを投げていた。つまりは、彼はすごくいいピッチングを続けたということだ。正しい方向への本当にいい一歩になったと思う」
球場のスピードガンでは最速94マイル(約151キロ)を記録するなど球威も十分だったが、本来の制球力で攻略困難なコースを射抜いていたという。
さらに、スプリングキャンプから田中に関しては特に球数や登板回数を慎重に計算しているジョー・ジラルディ監督は、精彩を欠いたこれまでの登板2試合と、この日の投球を比較している。
「彼はすべてのボールを使ったと思う。それが大きな違いだ。ファストボールの制球が向上している。球速も上げている。カーブもスライダーもスプリットも非常に効果的だった。それが違いだ。すべての武器を持っているのなら、長いイニングを投げられる」