年俸1000万円の救世主? 大型補強を敢行したオリ打線引っ張る異色助っ人

本塁打・打点でチームトップタイ、今やなくてはならない存在のカラバイヨ

 
 開幕7カード目にして初のカード勝ち越しを決め、今季初の3連勝をマークするなど、ようやく本来の姿を取り戻したオリックス。チグハグな打線が点から線になり、チームに勢いが出てきた。その中心となっているのは推定年俸1000万円の格安助っ人、フランシスコ・カラバイヨ外野手だ。

 ブランコ、ヘルマンが負傷離脱する中、4月9日のロッテ戦(京セラドーム)から出場選手登録されると、ここまで9試合に出場。4月11日の楽天戦(コボスタ)から4番に座り、31打数11安打で打率3割5分5厘をマークしている。2本塁打 、10打点はチームトップタイ。今やチームになくてはならない存在となった。

 助っ人外国人としては異色の経歴の持ち主だ。2010、11年とオリックスに在籍したが、左手首のケガと不振によって11年オフに自由契約。その後は12球団合同トライアウトを受けるなど日本球界復帰を目指したが、獲得する球団はなかった。それでも、米独立リーグ、日本のBCリーグ・群馬ダイヤモンドペガサスと移籍を繰り返して古巣オリックスに復帰。テスト生として今春の宮崎キャンプに参加し、再入団を勝ち取った。

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