先発で存在感発揮のイチロー 2季ぶり規定打席到達で打率ランク40位に登場
16試合連続先発出場中は打率3割1分1厘、いきなり49位の青木より上位に
マーリンズのイチロー外野手が7日(日本時間8日)、敵地でのジャイアンツ戦に「5番・レフト」でスタメン出場し、5打数1安打で8試合連続安打をマークした。椎間板ヘルニアで故障者リスト(DL)入りしたイエリッチの代役として、16試合連続で先発フル出場。今季初めて規定打席に到達した。ヤンキースに所属した昨季は1度も到達しておらず、2シーズンぶり。
イチローは3打席凡退の後、6-0の7回2死走者なしで右腕ハドソンからセンター前ヒット。これが今季90打席目となり、シアトルから「イチメーター」のエイミー・フランツさんが今年初めて観戦に駆けつけた試合で、初めて規定打席に到達した。イチローは9回には投ゴロに倒れ、91打席となった。
今季は4番手外野手としてマーリンズに加入。開幕から全試合に出場しているものの、13試合終了時点で先発は4試合のみだった。しかし、スタントン、オズナとメジャー最強外野トリオの一角を形成するイエリッチが椎間板ヘルニアで離脱してから16試合連続先発出場。着実に打席数を伸ばした。
先発出場の続いた16試合の間の打率は3割1分1厘。13試合終了時点の2割1分7厘から、現在は2割8分6厘まで上昇している。
開幕直後に打率4割を維持していたジャイアンツの青木宣親外野手は、この試合で4打数無安打だったため、打率2割8分まで数字が下落。今季初めて打率ランキングに名前を連ねたイチローは、いきなり青木(49位)を上回るリーグ40位となっている。