「すごくアメージングな存在」 マ軍強化責任者がイチロー獲得の恩恵を語る

ヒル氏がテレビ解説で語ったイチロー獲得の狙いと効果

 マーリンズのイチロー外野手が、新天地で生き生きとした姿を見せ続けている。18日(日本時間19日)の本拠地ダイヤモンドバックス戦ではメジャー通算2873安打とし、歴代42位のベーブ・ルースに並んだ。また一つ偉業を達成したレジェンドの補強がチームにもたらした恩恵を、試合中の地元テレビ中継にゲストとして登場したマーリンズの強化責任者マイケル・ヒル氏が分析している。

 この試合が始まるまで、マーリンズは激動の1日を過ごした。前日にマイク・レドモンド前監督が成績不振を理由に更迭され、30年前に高校の野球チームの指導をしたきりというダン・ジェニングス前GMが新監督に就任。名物オーナーのジェフリー・ローリア氏の元、この仰天人事を実現させた強化責任者はダイヤモンドバックス戦の中継局「FOXスポーツ・フロリダ」の解説席に登場した。

 16勝22敗で大ナタを振るうに至った経緯などを説明していたヒル氏だが、イチローの打席になると、自然と話題がメジャー15年目の名手に移った。

 実況が「将来の殿堂入り選手を獲得できた時はゾクゾクしたんじゃないですか?」と質問すると、ヒル氏はこう語った。

「我々が彼と契約した際に予見していたことは、いつどんな場面で彼を起用したとしても、最高の尽力を見せてくれるだろうということ。そして、チームにとっては殿堂入りする選手がいつでも先発で試合に入れる状態でいてくれる、ということ」

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