ホークスが3連勝で首位浮上 柳田、2戦連発も「今日は怪物じゃなかった」

先制2ランの内川「3番、5番、6番がものすごいホームランの数を打ってるので…」

 ソフトバンクが29日、本拠地でのヤクルト戦で一発攻勢で7-3と勝利し、3連勝で首位に再浮上した。初回2死三塁から4番内川が先制の5号2ランを放つと、続く李大浩もバックスクリーンへ12号ソロ。2点リードとなった3回には先頭の3番柳田が2戦連発となる11号ソロで突き放し、2点を返された直後の6回には6番松田が12号ソロで加点した。

 試合後、お立ち台に立った内川は「3番、5番、6番がものすごいホームランの数を打ってるので、4番が負けないように打たなきゃいけないと思って打ったんですけど、今日もみんな打ちましたんで差は縮まらなかったですね」と苦笑い。それでも、「体勢が崩れた中であそこまで飛んでくれたというのはよかった。いい先制点になった」とチームを勢いづけた一発を喜んだ。

 また、「ここまでくるまでにどんなに打てなくても、態度を変えずにあいさつしてくれる後輩がいて、信用して使ってくれる監督コーチ、いろんな話をしてくれる先輩がいて、どんなに打てなくて変わらない声援を送ってくれるファんのみなさんがいて、ホントに幸せだなと思いますし、絶対にこの場に立ってみなさんにお礼が言いたいと思っていた。そういう日が来てくれてうれしい」と周囲に感謝した。

 一方、同じくお立ち台に上がった柳田はこの日の一発を「ホームランだと思って走りだしました」と笑顔で振り返り、前日の2本塁打で工藤監督が「怪物」と評していたことを問われると、「昨日は怪物でしたけど、今日は怪物じゃなかった」と苦笑。「普通の人として見てください」と声を張り上げ、会場の笑いを誘っていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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