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リーグトップの8勝&3完封 “黄金世代”大野雄大はなぜ覚醒したのか

今季すでに8勝(3敗)を挙げ、セ・リーグのハーラーダービートップを走る中日の大野雄大投手。3つの完封勝利をマークし、防御率は2.13と安定感抜群の投球を続けている。中日のチーム状態は決して良いものとは言えないが、大野は左のエースとして、投手陣を引っ張っている。

今季の躍進を支える変化とは

 今季すでに8勝(3敗)を挙げ、セ・リーグのハーラーダービートップを走る中日の大野雄大投手。3つの完封勝利をマークし、防御率は2.13と安定感抜群の投球を続けている。中日のチーム状態は決して良いものとは言えないが、大野は左のエースとして、投手陣を引っ張っている。

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 田中将大(ヤンキース)や前田健太(広島)らと同世代の26歳左腕は、佛教大時代の2010年のドラフトで中日から1位指名を受けて入団。13年に初めて規定投球回に達し、10勝10敗。続く2014年も10勝8敗と、2年連続の2桁勝利を記録した。毎年成長の跡が見られる大野だが、今季の投球は昨年までと比較すると明らかに安定感が高まってきている。

 その要因とは何なのか。

 ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜と4球団で捕手として活躍してきた野球解説者の野口寿浩氏は「昨年までの大野は、10勝てば10負けるような投手でした。その理由は、高いポテンシャルを安定して発揮できないことにありました。常に力任せに投げている印象が強かったですね」と指摘しつつ、今季の変化について以下のように分析する。

「今季の大野は、ピッチングのコツというか、脱力することを覚えたように見えます。やたらめったら力任せに投げるのではなく、バッターを見ながら駆け引きができるようになりました。例えば初球の入り方でも“このバッターは打ってこないな”と思えば、簡単にストライクを取る。そして1ストライクから打ち気にはやってきたら、今度は少しスピードの落ちるシュート系のボールを、ストライクゾーンからボールゾーンに放って、ファールを打たせる。

 自分の有利なカウントに持っていくピッチングを覚えてきたな、という感じがします。そして、キャンプから取り組んできたフォークボールを本格的に使い始めて、空振りを取れるようになった。また、得点圏にランナーを置いたら、ギアを上げて力強いボールを投げる。経験を積んで、周りがよく見えるようになってきたと思います」

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