今季最多114球で5勝目の田中に称賛の嵐「最長かつ最高の投球」「完璧すぎる」

「スターに相応しいピッチング」「完璧すぎるパフォーマンス」

 また、地元紙「ジャーナル・ニュース」は「木曜日のパフォーマンスは、疑いを持つ者たちが間違いだったと証明するには完璧すぎるパフォーマンスだった」と称賛。6月21日のタイガース戦と同27日のアストロズ戦の2試合で10イニングで13失点(自責11)、17安打、4四球と打ち込まれたことなどから、「過去3試合の投球の間、マサヒロ・タナカの腕の力はしばしば疑問視されていた」と報じている。

 一方、ESPNは速報で「ニューヨーク・ヤンキースはマサヒロ・タナカを健康問題を抱えるピッチャーのように扱わなかった。タナカもまた不安を抱えているようなピッチングを見せなかった」と評し、「才気あふれる仕事ぶりで114球を投げた」と絶賛。

 地元紙「ニューヨーク・デイリーニューズ」も「マサヒロ・タナカは来週のオールスターゲームには向かわないのだが、ヤンキースのエースは木曜午後にスターに相応しいピッチングを見せた。タナカは2回以降ヒットを許さずに、アスレチックスとの3試合にわたる殴り合いを6-2で制した」とその投球を高く評価した。

 一時の不安定なピッチングで痛烈な批判を浴びていた右腕はこの日の投球により、信頼を取り戻し、再び「エース」そして「スター」という称号を手にしている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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