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捕手かDHか、それとも外野手か 森友哉が秘める可能性

森友哉という選手の特性がよく表れたプレーだった。7月2日のソフトバンク戦。それは打撃ではなく守備だった。

少しずつ才能を掘り起こしている19歳

 森友哉という選手の特性がよく表れたプレーだった。7月2日のソフトバンク戦。それは打撃ではなく守備だった。

 右翼を守った19歳は2回、中村のファウルゾーンへ上がった浅い飛球に猛然と駆けだした。フェンスが迫ることもいとわずに、スライディングキャッチ。ラバー部分に激突しながら白球を手放さずに好捕した。

 激突の激しさは次カードのロッテ3連戦を左ひざ打撲の影響でスタメンから外れたことが物語っている。本職は捕手。指名打者制のないセ・リーグ主催試合の交流戦仕様に、急ごしらえでライトにコンバートされた。首脳陣からは「普通にやってくれればいい」と多くは求められていなかった。だがフルスイングの打棒同様に闘争心がうずいた。

 前日1日のソフトバンク戦に予兆はあった。7回、今宮のライナー性の打球が低く、前へと襲ってきた。外野手としては1番、難しい判断が求められる。点差は3点リード。無謀な突っ込みは不要だが、安全第一のシングルヒット止まりの捕球も投手の落胆を増長させる。果敢に前に出た。滑り込んで差し出した左手のグラブの土手に打球が当たり、勢いで弾かれた。悔しそうに天を仰いだ。それでも打球は後ろにそらさなかった。投球を後逸してはいけない、という捕手の防衛本能が働いていた。

 翌日2日に、そのプレーを聞くと言葉がよどみなく出た。

「惜しかったですよね~。寸前でスライスした分、土手に当たってしまった。難しいっすね。悔しいですわ~」

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