田中将大は次回登板も中5日、30日に先発へ 「彼を守らなければいけない」

中4日での登板は今季1度のみ、「1日余分な休養を手にした時にすごくいい投球を見せている」

 ヤンキースのジョー・ジラルディ監督が、田中将大投手に中5日の登板間隔を維持させるため、次回は29日(同30日)のレンジャーズ戦に先発させる方針を明らかにしたと、ESPNが報じた。「ヤンキースはタナカの先発を1日遅らせる」と特集している。

 今季、田中がメジャーの先発ローテーションの通例である中4日で先発したのは、4月23日の敵地タイガース戦のわずか1回。この試合後、田中は右前腕部の張りと右手首の炎症で故障者リスト(DL)に入り、6月3日にメジャー復帰するまで約40日間、戦線離脱していた。

「彼は5日目(中4日)で投げていないから、我々はその機会も伺っている。今後、何回そうするかは言えないが、常に検討している。彼は1日余分な休養を手にした時にすごくいいピッチングを見せている。

 彼にとってこのペースがより投げやすいのだと我々は感じている。我々は彼を守らなければいけない。マイケル(ピネダ)、CC(サバシア)もそうだ。現状において我々は全員をプロテクトしたいと思っている」

 記事によると、ジョー・ジラルディ監督はこう語ったという。

 田中は昨年7月に右肘靭帯部分断裂で長期離脱し、今季も手首の故障でDL入りした。エースの健康維持こそが3年ぶりのプレーオフ進出を目指すヤンキースの重要事項となっている。田中の先発をずらせば、同じく健康に不安を抱えるピネダ、サバシアの両投手にも余分に休養を与えられる。

 28日の試合では、中継ぎの右腕アダム・ウォーレンか左腕クリス・カプアーノのどちらかを先発させ、3イニングずつ投げさせて継投させる計画も明らかにしたというジラルディ監督。レギュラーシーズンだけでなく、その先の戦いも目指して田中の健康維持に細心の注意を払っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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