広島ジョンソンが8回無失点で8勝目 初対戦で巨人斬りに「よかったです」

日本の暑さも何の、「ビーチに行くには非常にいい天気(笑い)」

 広島の先発ジョンソンが本拠地での巨人戦で8回6安打無失点と快投し、8勝目(4敗)を挙げた。来日初の巨人戦で117球の熱投。序盤は投手戦となったが、ピンチを迎えても先制点を与えず、チームに流れを呼び込んだ。打線は梵の先制2ランなどで、我慢の投球を続けていた左腕を援護。3タテを阻止した。

 試合後、お立ち台に上がったジョンソンは、来日初の巨人戦登板に「よかったです」と笑顔。「今日はストライクをどんどん投げていこうと思っていたし、後ろの守備を信じて投げてました。あと、(捕手の)石原が非常によかったので、自分は何をするわけでもなく、彼のグラブ目がけて投げていました」。優良助っ人がこう振り返ると、マツダスタジアムは大きく沸いた。

 ピンチをしのぎながら無失点投球を続け、6回には梵の先制2ランが飛び出した。「いい場面で打てて良かったです。とにかく後ろにつなごうと思って打席に入りましたし、最高の結果になってよかったですね」と振り返った選手会長の一発で、待望のリードを手にした。

「ビハインドで投げるよりはリードで投げるほうが投げやすいので、あのホームランが非常に良かったと思います」

 その後も好投を続け、8回を無失点で投げ切った。

 来日1年目。日本の暑さも大きな敵となるはずが「暑いですし、ジメジメしてますし、外に出るだけで汗が出るんですけど、ビーチに行くには非常にいい天気だと思います」と笑う。「カープファンは素晴らしいです。熱いですし、湿っ気もたくさん持ってきてくれてるし、台風も持ってきてくれてるので、最高のファンだと思います」と冗談まじりに話し、再び大歓声を浴びた。

 前田に並ぶチームトップタイの8勝目。広島の巻き返しへ、ジョンソンもキーマンの1人となることは間違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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