岩隈久志はトレードされても来季復帰!? 「マリナーズは間違いなく検討する」

トレード期限を前に他球団から熱視線を浴びる岩隈

 マリナーズの岩隈久志投手は28日(日本時間29日)の本拠地ダイヤモンドバックス戦で乱調に終わった。5回2/3を投げ、メジャー自己最多の10安打を浴びて6失点でKO。マリナーズは4-8で敗れ、右腕に2敗目(2勝)がついた。

 7月末のトレード期限を控え、プレーオフ進出を目指す球団から熱視線を浴びている岩隈。地元メディアは、この日の登板で市場価値が下がる可能性は低いと分析しているが、仮に7月中に他球団に移籍しても、オフにはマリナーズが再獲得に動くという驚きのプランが浮上しているという。

 地元紙「シアトル・タイムズ」は、岩隈視察のため、この試合に多くの球団がスカウトを送り込んでいたと紹介。右腕がトレードに出される可能性が高いとした上で、岩隈の実力を高く評価するマリナーズが、プロスペクト(若手有望株)と引き換えに“買い戻し”に動くと指摘している。

「チームが気に入っているイワクマについて、マリナーズは間違いなく復帰を検討するだろう」

 記事ではこのように分析。仮に来季復帰となった場合、1年契約で翌年の契約延長のオプション付きという内容になる可能性もあるとしている。

 自己ワーストの10安打を浴びても、マリナーズで確固たる評価を手にしている岩隈。ワールドシリーズ制覇を目指すライバル球団に放出されることになっても、来季はセーフコ・フィールドに戻ってくるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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