【高校野球】高校野球100年目、甲子園常連・中京大中京が初日で最多勝利更新する夏77勝

春夏通じても全国最多132勝目

 1915年に前身の全国中等学校優勝野球大会が始まって以来、100周年を迎えた高校野球。節目を迎えた夏の甲子園が6日、幕を開けた。開会式では第1回大会優勝校、京都二中の流れをくむ鳥羽の梅谷主将が選手宣誓。その後、3試合が行われた。

 始球式に王貞治氏が登場してスタンドを沸かせた第1試合では、鹿児島実(鹿児島)が北海(南北海道)に19安打18得点の猛攻で快勝。第2試合では27度目の出場となった中京大中京(愛知)が岐阜城北(岐阜)を4-1で下し、隣県対決を制した。また、第3試合では上田西(長野)の2年生エース草海が宮崎日大(宮崎)を6安打無四球で完封。3-0で勝利した同校は甲子園初白星を手にした。

 この日はくしくも100年目の歴史の中で最も白星を積み重ねている学校が最多勝利を更新した。今回で夏27度目の出場となる中京大中京は過去最多の7度の優勝を誇り、勝利数も最多。この日で白星をさらに積み上げ、夏77勝目(19敗)となった。また、春の選抜でも最多の55勝(26敗、優勝は最多タイの4度)を誇り、春夏通じて132勝目(45敗)となっている。

 就任5年目で甲子園初出場を果たした高橋源一郎監督のもと、目指すは8度目の頂点。日本文理(新潟)に競り勝った2009年大会以来となる優勝に向け、甲子園常連校がまずは初戦を突破した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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