【高校野球】山本功児氏の長男・武白志「次もいいスイングを」 九州国際大付が8強狙う

2回戦の大阪偕星戦で2打席連続本塁打、「歓声はイメージ通りだった」

 第97回全国高校野球選手権大会は、15日の第10日から甲子園球場で3回戦が始まる。九州国際大付(福岡)は第4試合で作新学院(栃木)と対戦。2回戦の大阪偕星(大阪)戦で2本塁打を放った主砲・山本武白志(むさし)に注目が集まる。

 九州国際大付はサヨナラ勝ちで16強入りを果たした。2回戦は大阪偕星が15安打、九州国際大付が10安打の乱打戦。計4本の本塁打が飛び交ったが、そのうちの2本は山本のバットから放たれた。

 第1、2打席はそれぞれレフトフライ、センターフライに倒れ、「(スタンドインを)狙っていたけど、(フェンスの)手前で悔しかったです」。しかし、1点リードの5回、1死一、二塁からスライダーを捉え、レフトへ3ランをかっ飛ばした。「最高の気分です」。会心の一発だった。

 試合前夜は「まず、1本打つ」と本塁打をイメージして布団に入った。「30分くらい寝れなかった」と苦笑したが、そのイメージ通りにアーチを描いた。甲子園での待望の一発に「ホームランは球場の注目を集められる。あの歓声をイメージしていたが、イメージ通りで嬉しかったです」とはにかんだ。

 さらに、1点を勝ち越されて迎えた7回には2死からバックスクリーン左へ同点ソロ。「少年野球の時に4本連続とか、ランニングホームランとかありますが、高校では初めてだと思う」という2打席連続本塁打となった。

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