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広島・黒田の投球の幅が「狭くなっている」!? 復調への鍵となるものは

広島の黒田博樹投手が2試合連続で苦しんでいる。いったい何が原因なのか。そして、復調の鍵となるものは何なのか。

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2試合連続で苦しむ黒田、その原因とは何なのか?

 広島の黒田博樹投手が2試合連続で苦しんでいる。4日の阪神戦(マツダ)は黒星はつかなかったものの、6回7安打4失点(自責3)。さらに、11日のヤクルト戦(マツダ)は現在本塁打王の山田に3ランを浴びるなど、5回7安打5失点(自責4)で5敗目(7勝)を喫した。

 前半戦は安定感を見せていたが、この2試合で防御率は2.58から2.89に悪化。リーグ6位と十分な成績ではあるものの、2試合の内容は決して良くない。いったい何が原因なのか。そして、復調の鍵となるものは何なのか。

 ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜と4球団で捕手として活躍し、昨年は大リーグ中継で黒田の登板試合を解説することも多かった野口寿浩氏は「この2試合は良くないですね。真っ直ぐ系の制球が彼らしくない。フォーシーム、ツーシーム、カットボールも含めて、甘いし、逆球が非常に多い」と印象を明かす。

 その原因について、野口氏は「結局はマウンドとボールという気がします。長いことやってきて、完全に向こうにアジャストしていた投手ですから」と言う。では、前半戦には目立たなかった問題が、なぜここに来て投球に影響しているのか。しかも、メジャーよりも柔らかいマウンドについては当初から黒田自身も再適応に苦戦していることを明かしていたが、ボールは日本の方が品質が優れていると言われている。

「日本のボールの方が投げやすいのは間違いないんですけど、元々しっとりしてる革が(夏の)湿度でさらに(湿っている)、ということでしょう。汗もかくし、指先の間隔も違うと思います。向こうのボールは、汗をかいてしっとりした状態で投げたら、ちょうどよくアジャストしたと思います。黒田は(日本のボールを)すでに知っているとは言え、8年ぶりに帰ってきて、ゲームの中で感覚が蘇るかどうか。

 今はそれも苦しんでるんじゃないかと思うんです。微妙なコントロールが乱れて、コントロールを意識するあまり、右バッターの外角、左バッターの内角に無理矢理かぶせて投げているのが見受けられたので。本当にピッチャーには口では言い表せない微妙な感覚がありますからね。指先は特に。滑ると言われるボールで7年結果を残してきた。完全に向こうの選手と同じ感覚になってるわけですから」

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