青木宣親、ランニングホームランはならず 1安打1四球1盗塁で勝利に貢献

左翼線へのヒットで一気に本塁狙うも、わずかに及ばずアウト

 ジャイアンツの青木宣親外野手は27日(日本時間28日)、本拠地でのカブス戦に「1番・レフト」で先発出場し、3打数1安打1四球1盗塁1得点と活躍した。7回には果敢にランニングホームランを狙ったが、相手の中継プレーに惜しくも阻止された。ジャイアンツはエース左腕バムガーナーの好投もあり、9-1で快勝。2連勝で好調カブスに勝ち越した。

 青木は初回の第1打席は相手先発ハレンの前に遊ゴロに倒れる。しかし、両チームが得点し、1-1となって迎えた3回は1死走者なしからストレートの四球を選ぶ。すると、続くダフィーの打席で4球目に今季14個目の盗塁に成功。相手捕手の送球ミスもあり、一気に三塁まで到達した。

 ダフィーが次のボールを打ってセンター前ヒット。青木が勝ち越しのホームを踏んだ。この回、ジャイアンツはさらにバードの3ランが飛び出し、4点のリードを奪った。

 その後は両チーム無得点で試合が進む。青木は4回1死一塁で二ゴロ併殺打に倒れた。

 7回、青木は1死走者なしでこの日4度目の打席に立ち、2番手左腕ロスカップの6球目の93マイル(約150キロ)の速球を捉えると、打球はレフト線に上がる。レフトのデノーフィアはスライディングキャッチを狙うが、打球はグラブをはじく。打球の処理に手間取る様子を見て、青木は快足を飛ばして三塁も回った。

 地元テレビ局「CSNベイエリア」の実況は「レフトのコーナーです。デノーフィアが追いかけますが、彼のグラブをはじき、フェアボールに。フェアと確信した青木はサードに向かいます。ホームランを狙いますが、判定はアウト!」と絶叫した。

 中継に入ったアディソン・ラッセル遊撃手の絶妙な送球とカイル・シュワーバー捕手の巧みなタッチでランニングホームランは阻まれてしまった。前日のカブス戦で先頭打者ホームランを放っていた青木は2試合連続ホームランのチャンスを惜しくも逃す格好となり、本塁上で悔しそうな表情を浮かべていた。

 青木はその次の回の守備から交代。ジャイアンツは8回裏にも4点を加え、9-1で快勝した。

 ランニングホームランとはならなかったものの、三塁打を放った青木は3打数1安打で打率2割9分6厘となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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