イチローが四球選び生還 日米通算2000得点&王氏の日本記録に並ぶ5290出塁
2000得点はメジャーでも7人しか達成していない快挙
マーリンズのイチロー外野手は8月31日(日本時間1日)、敵地でのブレーブス戦に「2番・ライト」で先発出場し、王貞治氏の日本記録に並ぶ日米通算5290出塁と日米通算2000得点を同時達成した。
イチローは初回、1死走者なしで相手先発ミラーの前に左邪飛に倒れた。さらに、1-0となって迎えた3回も1死走者なしで中飛。6回は先頭で左飛に打ち取られた。
8回、イチローは2死走者なしで4度目の打席へ。2番手左腕マークスベリーに対してフルカウントとすると、9球目のボール球を見送り、四球を選んだ。
これでイチローは日米通算5290出塁(4203安打977四球110死球)とし、王貞治氏が保持する日本記録(王氏は2786安打2390四球114死球)に並んだ。
また、メジャー歴代5位はカール・ヤストレムスキーの5304出塁(3419安打1845四球40死球)で、その次はスタン・ミュージアルの5282出塁(3630安打1599四球53死球)。日米通算ながら、イチローはミュージアルを上回る歴代6位に相当する数字をすでに残していることになる。歴代1位はピート・ローズの5929出塁(4256安打1566四球107死球)となっている。
さらに、続くプラドが右中間を破る二塁打を放ち、イチローは一塁から一気に生還。チームにとって貴重な追加点となる2点目のホームを踏んだ。
イチローにとって、これが日米通算2000得点目。今年4月25日に王氏の日本記録1967得点を抜いていた。2000得点はメジャーでも7人しか達成していない大記録。歴代7位のウィリー・メイズが2062得点で、その次は現役のアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)の1988得点。日米通算とはいえ、イチローは“史上8人目”の快挙を達成した。歴代1位はリッキー・ヘンダーソンの通算2295得点となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count