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【小島啓民の目】ネット裏から見た日本野球の未来 U18日本が頂点に立つために必要なこと

第27回U-18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)で初の世界一を逃した高校日本代表。それでも出場チームで唯一8連勝をマークし、個人賞にも多くの日本選手が輝いた。特に光ったのは、今大会9戦でわずか5失点と鉄壁だった投手陣だ。

参加チームの中で投手力、守備力が突出していた日本と米国

 野球のU18ワールドカップ(W杯)。我が高校日本代表チームは残念ながら決勝でアメリカに1対2と惜敗しました。予選ラウンド全勝で圧倒してきた日本代表と予選で唯一日本に1敗したアメリカとの決勝は、予選の数試合をネット裏から観戦した時点で、ある程度予想することはできました。

 トップレベルの大会と違い、18歳以下と若いこのレベルでは無駄な四死球や失策が目立ちます。世界大会では四死球、失策が勝敗を分けます。決勝を戦った2チームに言えることは、投手力を含めたディフェンス力が他国と比較して抜群に安定していたということです。特に投手のコントロールが安定していました。決勝でもロースコアとなったのは、双方の投手の頑張りのためです。

 残念ながら勝敗の分岐点は、悔やまれる四死球と失策でしたが、両チームともいかんなく力を発揮し、大会の最後に相応しい試合を展開してくれたのではないかと思います。

 試合を振り返ってみると、まず予選ラウンドのアメリカ戦で隙を与えなかった佐藤世那投手(仙台育英)を、予選の実績を買ってマウンドへ送った日本チームの采配は定石通りと感じました。

 一方、アメリカは左打者が多い日本チームに対して、8月31日の予選ラウンドのオーストラリア戦に先発した左のパット・ニコラスを中5日で送り込んできました。大会を通じて比較的、投手ローテーションを守って起用してくるアメリカチームが、今大会は珍しくローテーションを崩して予選を戦ってきたことを見ても、日本チームとの決勝を意識して戦ってきたのではと感じます。

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