脳震とう再発危機の青木宣親 権威の診察受けるため、チームを離脱
試合前にチームを離れピッツバーグへ移動、10日に診察へ
脳震とうの症状が再発しているジャイアンツの青木宣親外野手が8日(日本時間9日)の敵地ダイヤモンドバックス戦を欠場。脳震とうの権威として有名なマイケル・コリンズ医師の診断を仰ぐためにフェニックス空港からピッツバーグに向かった。
試合前、チェイス・フィールドのクラブハウスに青木のロッカーはすでになかった。球団幹部は「ノリはもう出発した。ピッツバーグに向かっている」と明言。9日(日本時間10日)に診察を受ける予定になっている。
青木は8月9日のカブス戦でジェイク・アリエッタ投手の148キロのカットボールを頭部に受け、途中交代した。同12日に復帰したが、脳震とうの再発で7日間の故障者リスト入り。復帰後にまたしてもめまいなどの症状を訴え、しばらく先発を外れている。
「ちょっとは良くなったけれど。頭痛? その辺はやっぱりありますね」
前日7日の試合も欠場した青木はこう語っていた。
ブルース・ボウチー監督は「時間を与えたい」と話していたが、脳震とうは生命にも関わる問題。今季中に復帰となるかはコリンズ医師の診察次第となる。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count