好救援でプロ初白星の巨人ルーキー戸根、「1球1球魂込めて投げた」

「リリーフ陣の方ががんばった結果、初勝利という形で舞い込んできた」

 巨人が12日の本拠地のDeNA戦で6-3と逆転勝ちした。先発の高木勇が2回途中4安打2失点で降板したものの、2番手の高木京が5回まで無失点に抑えると、同点で迎えた6回にはルーキーの戸根がマウンドに上がり、筒香、ロペス、代打の白崎と3者三振に仕留めた。その裏に村田の11号ソロ、アンダーソンの5号3ランで勝ち越しに成功し、勝利を引き寄せた。

 試合後、勝ち越し弾の村田、4打数3安打と活躍した加藤とともにお立ち台に上がった戸根は「1球1球魂込めて投げてました」と語った。高木京らとともに好救援を見せた結果が、プロ初白星。「何とかつないでつないでリリーフ陣の方ががんばった結果、僕のところに初勝利という形で舞い込んできたので、非常にうれしい初勝利になったと思います」と笑みをこぼした。

 ウイニングボールを手にした22歳のルーキー左腕は「ボール? 両親にあげようと思います」と話し、「一戦一戦気が引き締まる思いで毎試合毎試合準備していますし、バッター1人1人、魂を込めて打ち取っていければなと思います」。序盤の劣勢をはねのけて逆転勝利を収めた巨人は同率首位で並ぶ阪神、ヤクルトとゲーム差1に迫っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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