【パ覇者の強さを検証する(中)】リーグ連覇のホークスは「攻」だけじゃない 圧巻の数字残した「守」の力

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特筆すべき強力リリーフ陣、チーム総失点数は群を抜く少なさ

 2年連続でパ・リーグの頂点に立ったソフトバンク。首位攻防戦となった6月19日の日本ハム戦(ヤフオクD)に勝利して奪った首位の座を、約3か月間、明け渡すことなく、独走でゴールテープを切った。

 9月17日での優勝決定は、1964年の南海、95年のオリックスの9月19日を上回るパ・リーグ史上最速V。工藤公康監督は、前年日本一チームを、新人監督が率いて優勝した史上初めての指揮官となった。

 近年稀に見る強さを誇ったソフトバンク。独走Vを成し遂げた強さの要因を分析する第2回は「守」だ。

 133試合目となった23日の日本ハム戦(札幌ドーム)を終えたソフトバンクの総失点は、パ・リーグで群を抜く少なさの443。2番目の少なさのオリックスの522失点と比べ、79失点も少ない。チーム防御率は3・06。安定した投手陣を中心にした固い守りも光っていた。

 その投手陣でも特筆すべきは、強力なリリーフ陣だ

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