ロイヤルズが30年ぶり地区制覇 今季のMLB一番乗りで優勝決めた

昨季はワイルドカードからワールドシリーズ進出も惜敗、30年ぶり世界一なるか

 ア・リーグ中地区首位のロイヤルズは24日(日本時間25日)、本拠地でマリナーズに10-4で快勝し、30年ぶりの地区優勝を決めた。シーズン序盤から圧倒的な強さを見せ、「貯金26」として今季のメジャーで最速の地区制覇となった。

 優勝へのマジック2でこの日の試合を迎えたロイヤルズは、初回に相手のエラーで1点を先制。しかし、先発クエトが2回にミラーに同点打を浴びた。

 その裏にムスタカスの勝ち越しソロが飛び出したものの、4回には逆転を許す。だが、5回にホズマーが同点ソロを放ち、試合を振り出しに戻した。

 すると、6回にケインの2点タイムリーで勝ち越し。7回にはリオスのタイムリーなどで2点、8回はムスタカスのタイムリーでさらに2点を加えた。

 クエトは7回3失点の好投。守護神ホランドが右肘靱帯損傷で今季絶望となったロイヤルズだが、8回はマドソン、9回はデービスとつないで快勝。2位ツインズが敗れたため、世界一に輝いた1985年以来となる地区制覇を決めた。ナ・リーグも合わせ、今季のメジャー全6地区で最速の優勝となった。

 ロイヤルズは昨年、ワイルドカードで29年ぶりにプレーオフに進出し、リーグ制覇を達成。青木宣親外野手(現ジャイアンツ)も大躍進に貢献したが、ワールドシリーズではジャイアンツに3勝4敗で敗れ、今季は30年ぶりの世界一を目指し、プレーオフに臨む。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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