広島ジョンソンがCS出場に望みつなぐ14勝目 「まだまだ終わっていない」

前田と並ぶ14勝目「本当に嬉しいです」

 広島の助っ人左腕ジョンソンが27日の本拠地阪神戦で7回途中8安打8奪三振2失点と粘りの投球を見せ、リーグトップに並ぶ14勝目(7敗)を挙げた。試合前まで対阪神4戦2勝無敗、防御率0.67と圧倒的な成績を収めていた左腕はシーズン終盤の勝負どころでもチームを勝利に導き、クライマックス・シリーズ(CS)出場に向けて強い意欲を見せた。

 ジョンソンは初回、1死二塁から福留にレフトへタイムリーヒットを浴びるも、味方打線がその裏に3点を奪って逆転すると、それ以降は粘りの投球。2回、3回と3者凡退に仕留めると、4回以降は毎回ランナーを背負いながらもリードを守った。結局、6回1/3を8安打8奪三振2失点と力投し、チームを2連勝へと導いた。

 試合後はこの日2安打3打点と活躍した田中とともにお立ち台へ。「今日のピッチングは粘ったピッチングだと思います。守備陣と攻撃陣に感謝したい」と振り返り、チームメイトの前田と並ぶ14勝目に「本当に嬉しいです」と喜びをかみしめた。

 これでチームはCS出場を争う3位阪神と1・5差に。残り6試合で直接対決は1試合と逆転は簡単ではないが、助っ人左腕は「まだまだ終わっていません。クライマックス・シリーズ一緒に行きましょう」と本拠地のファンへ呼びかけていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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