広島前田、最多勝“当確”15勝目 CSへ怒涛5連勝「奇跡は信じないと起きない」

自ら7年ぶり一発で決勝弾、「この前も言いましたけどPLの4番でした」

 広島の前田健太投手が2日の本拠地中日戦で投打にわたる活躍を見せ、チームを2-1の勝利に導いた。7回を投げ、6安打5奪三振1失点でリーグトップの15勝目(8敗)。5回1死には節目の1500投球回も達成した。打撃でも貢献し、3回に相手先発の若松から自身7年ぶり一発となる先制の1号2ラン。これが決勝弾となり、広島を5連勝に導いた。

 試合後、お立ち台に立った前田は2008年9月28日のヤクルト戦以来となるプロ通算2号に「みなさんこの前も言いましたけどPLの4番でした」。先月26日の阪神戦で逆転の口火となる二塁打を放った試合後と同じコメントを残した。

 前回の一発は広島市民球場時代に放っており、今回は“マツダスタジアム1号”。「まさか入るとは思ってなかった。最後の市民球場の試合からなかなか打てなかったですけど、今日打てて勝利に貢献できたのでうれしいです」と笑顔を浮かべた。

 これでリーグ単独トップの15勝目を挙げ、自身5年ぶりとなる最多勝に大前進。「チームに助けられながら、自分1人の力じゃないので、ホントにチームメイトに感謝したいですし、応援してくれたファンの人に感謝したい」。クライマックスシリーズ出場に向け、チームも怒涛の5連勝をマークしており、「奇跡は信じないと起きないと思う。ファンのみなさん、選手みんなが一体となって残りの試合がんばっていきましょう!」と声を張り上げた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY