広島のCS進出条件は2連勝のみ 4日に阪神と直接対決、黒田VS藤浪で激突

1ゲーム差で直接対決、広島は負ければCS進出が消滅

 4位広島が3日の本拠地・ヤクルト戦で延長戦の末に敗れ、試合のなかった3位阪神とのゲーム差は「1」に開いた。これで、クライマックスシリーズ(CS)進出の条件は、残り2試合を2連勝するのみ。4日の阪神との直接対決は背水の陣で挑むことになる。

 阪神は4日が最終戦で、広島は7日の中日戦(マツダスタジアム)を含めて2試合を残す。阪神が勝てばゲーム差は「2」となり、CS進出が決まる。引き分けでもゲーム差は「1」のままで、広島は最終戦で勝っても追いつけなくなる。

 広島が阪神に勝てば、ゲーム差なしに。最終戦で中日に勝てばCS進出、負ければ4位でシーズン終了、引き分けならゲーム差なしのままとなるが、勝率で阪神を下回るためCSには進めない。つまり、広島が阪神を逆転して3位に浮上するには、2連勝しかない。

 両チームの先発は、広島が10勝8敗の黒田博樹、阪神が14勝6敗で最多勝のタイトルを目指す藤浪晋太郎。40歳と21歳の対決だ。どちらのチームにとっても、大一番を任せるには、これ以上ない投手と言える。激しい一戦となることは間違いない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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