阪神関本が聖地で19年の現役生活に別れ 第2の人生は「必死のパッチで…」

阪神一筋19年…「聖地甲子園で多くのファンの前で引退できて…」

 今季限りでの引退を発表していた阪神・関本賢太郎内野手が4日、本拠地最終戦となった広島戦で途中出場し、1打数無安打だった。1996年に入団。晩年は代打の切り札として活躍した37歳の内野手は、試合後に開かれた引退セレモニーでは19年間の現役生活に別れを告げた。

「聖地甲子園でこれだけ多くのファンのみなさまの前で引退できるのは幸せです。盛大なセレモニーを準備してくだった阪神タイガース球団のみなさん、本当にありがとうございます。僕のために残っていただいたファンのみなさんありがとうございます」

 1996年にドラフト2位で阪神に入団。それ以来一筋、甲子園でプロ野球人生を歩んできた内野のユーティリティーは、大観衆の前で引退に対する想いを語り始めた。

「ここまで大好きな野球を続けられたのも皆様の支えがあったからです。いい時も悪い時も支えてくれた家族、友人、知人のみんなありがとう! 大きく産んでくれた、いつも応援してくれるお父さんお母さんありがとう! 僕の両親は僕をプロ野球選手にするのが夢でした。19年間、必死にもがきましたけど、少しは親孝行できたかなと思います」

 19年間、サード、セカンドを中心に内野の万能プレイヤーとしてチームを支え続けた。晩年は代打の切り札として頼られた男は、サポートしてくれた家族に向けて感謝の言葉を口にした。

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