107年ぶり世界一目指すカブスが地区S進出 死球をきっかけに乱闘騒ぎも

WCゲームでパイレーツに完勝、今季22勝の先発アリエッタが11K完封

 ナ・リーグのワイルドカード(WC)ゲームが7日(日本時間8日)に行われ、中地区3位のカブスが敵地で同2位のパイレーツを4-0で破った。今季、22勝6敗、防御率1.77のジェイク・アリエッタ投手が9回4安打無失点11奪三振無四球と快投すると、打線はシュワーバー、ファウラーの本塁打などで4点を奪取。7回には死球をきっかけに両軍が入り乱れる乱闘騒ぎもあった激しいゲームを制し、107年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すカブスが地区シリーズ(S)進出を決めた

 カブスは初回、パイレーツの先発コールからシュワーバーのタイムリーで先制。3回にはシュワーバーが今度はライトへの2ランを放つと、5回にはファウラーの右中間へのソロも飛び出し、4点差とした。

 一方、レギュラーシーズンを11連勝で終え、大一番に臨んだカブスの先発アリエッタは、3回に3者三振を奪うなど好投を続ける。

 7回には両軍がエキサイトして乱闘騒ぎも起きた。中継ぎ左腕ワトソンが、2死から初球をピッチャーのアリエッタの腰付近にぶつけて死球。アリエッタは5回にパイレーツのセルベリ、6回にはハリソンに死球を与えていたこともあり、報復行為とも見られる投球に不快感を示すと、両チームの選手がベンチやブルペンから一斉に飛び出した。

 ホームプレート付近で揉みくちゃになり、手を出したパイレーツのロドリゲスが退場。両チームに警告が与えられた。

 球場は異様な雰囲気となったが、アリエッタはその後も好投。9回4安打無失点11奪三振の快投で完封勝利を飾り、カブスが地区シリーズ進出を決めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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