巨人がCSファーストS先勝! 延長10回サヨナラ押し出し、ファイナル進出王手

代打・高橋由が四球選び、押し出しサヨナラ

 クライマックス・シリーズ(CS)のファーストステージ(3回戦制)が10日、東京ドームで開幕し、初戦は巨人が阪神に3-2でサヨナラ勝ちした。延長10回に代打・高橋由の打席で阪神4番手の高宮が押し出し四球。競り勝った巨人はファイナル進出に王手をかけた。

 巨人マイコラス、阪神藤浪の両右腕の投げ合いで始まった試合。両投手無得点で迎えた5回。試合を動かしたのは11連勝でレギュラーシーズンを終えた巨人助っ人右腕のバットだった。

 1死二塁のチャンス、1ストライクからの2球目。藤浪の150キロのストレートを捉えた打球は、前進守備の右中間を破るタイムリー二塁打に。マイコラスの自らを援護する一打で巨人が1点を先制した。

 さらに6回、巨人は1死三塁のチャンスを作ると、亀井が投手強襲のタイムリーを放ち、リードを2点に広げる。

 しかし中盤まで無失点で阪神を抑えていたマイコラスだったが、7回に1死二、三塁のピンチを迎えると、梅野にセンターへのタイムリーを浴びる。これで1点差。さらに藤浪の代打・西岡にセンターへの犠飛が生まれ、同点に追いつかれた。

 試合は2-2のまま延長へ。迎えた10回、巨人は1死満塁のチャンスを作ると、代打に送られた高橋由が勝負所で四球を選び、押し出しでサヨナラ勝ちした。先勝した巨人は11日の第2戦で引き分け以上でファイナルステージ進出が決まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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