巨人阿部、2打点でファイナルS導く 好打の秘訣は「バット短く息長く」

ファイナル進出も引退表明の同級生に敬意 「思い入れがたくさんあった選手だった」

 クライマックス・シリーズ(CS)ファーストステージの第3戦が12日、東京ドームで行われ、巨人の阿部が2打点を挙げる活躍で、チームを3-1の勝利に導いた。

「やっぱり阪神も粘り強いなと持って最後までドキドキしました」

 お立ち台に上がり、まず安堵の表情を見せた4番打者。チームの大黒柱はオレンジ色に染まったスタンドから大歓声を浴びていた。

「この場を借りて、(阪神の)関本が同級生なんですけど、引退するということで本当に19年間お疲れ様でしたと言いたいです。同年代ですし、思い入れがたくさんあった選手だったので、すごくさびしいです」

 チームはファイナルステージ進出の喜びに沸く中だったが、36歳のベテランは相手チームの同級生への思いを口にした。これに対しては一塁側、三塁側両チームのファンからの暖かい拍手が起こった。

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