メッツとロイヤルズが激突 28日に開幕、ワールドシリーズの見どころは?

短期決戦では指揮官の采配が勝敗を分けるポイントに

(4)については、ロイヤルズのデービス、へレーラ、ホチェバーの3人が今PSで計20回1/3を1失点、防御率0.45と圧倒的な成績を残していることを指摘。一方で、マーフィーの大爆発も含めて、メッツ打線がプレーオフ9試合で14本塁打を記録していることにも言及している。

 昨年、ロイヤルズのワールドシリーズ進出の立役者となった鉄壁の救援陣は今年も健在。ここまでは崩れる気配が一切ないが、セスペデスを中心としたメッツの打撃陣も強力だ。ロイヤルズのブルペンを打ち崩すようなことがあれば、流れが一気にメッツに傾く可能性もある。

(5)では、ロイヤルズのヨスト監督について「打線に関して併用起用や代打策で特段変わった事をしていないが、投手起用に関しては変化が見られる」と分析。一方、コリンズ監督はPSに入り、采配を変えてきている点があると同紙は指摘し、これがメッツの快進撃の下支えになっているとしている。

 メッツはレギュラーシーズンと比べてPSで盗塁が増えたことや、コリンズ監督がクローザーのファミリアを8回から投入する事にまったくためらっていない点にも言及。ファミリアはプレーオフでセーブ失敗なしで、9回2/3を投げていまだ無失点であることも紹介している。

 短期決戦では、指揮官の力量が試合を大きく左右する。昨年は、ワールドシリーズで名将ボウチーの前に敗れたヨスト監督が、2年連続の大舞台でどんな采配をするのか。記事で指摘されている通り、1つのポイントとなりそうだ。

 怒涛の勢いで勝ち上がってきたメッツと、奇跡的な快進撃を見せた昨年とは違い、地力の違いを見せつけてア・リーグを制覇したロイヤルズ。見どころの多いワールドシリーズになることは間違いない。この5つのポイントに注目して試合を見てみるのも、面白いかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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