WSが衝撃の幕開け エスコバーが“先頭打者初球ランニングホームラン”
WSでの「先頭打者ランニングホームラン」は112年ぶり
MLBのワールドシリーズ(WS)が27日(日本時間28日)にカンザスシティーのカウフマン・スタジアムで開幕し、ロイヤルズのアルシデス・エスコバー内野手が“先頭打者初球ランニングホームラン”を放った。
初回、ロイヤルズのボルケスがメッツ打線を無失点に抑えると、その裏にエスコバーのバットがいきなり火を噴いた。相手先発ハービーの初球の95マイル(約153キロ)の直球をフルスイング。大歓声の中、大飛球が左中間を襲った。
メッツの左翼コンフォートと中堅セスペデスが打球を追ったが、捕球できず。セスペデスにボールが当たり、打球はレフト方向に転がった。さらに本拠地の歓声が大きくなる中、エスコバーは三塁を回って一気に本塁生還。“先頭打者初球ランニングホームラン”という信じられない形での幕開けとなった。
ESPNスタッツ&キャストのツイッターによると、ワールドシリーズでのランニングホームランは、1929年のミュール・ハース以来86年ぶり。また、FOXスポーツによると、WSでの「先頭打者ランニングホームラン」は1903年のパッシー・ドゥハティ以来112年ぶり、史上2度目の“偉業”となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count