ロイヤルズ8回に逆転、30年ぶり世界一王手 メッツはマーフィーが痛恨失策

1点を追う8回に3得点で逆転勝利、メッツはコンフォートが2本塁打も…

 ワールドシリーズ(WS)第4戦が10月31日(日本時間1日)、ニューヨークのシティ・フィールドで行われ、ロイヤルズがメッツに5-3で逆転勝ち。3勝1敗として、30年ぶりのWS制覇に王手をかけた。1点を追う8回に相手の失策も絡んで3点を奪い、逆転に成功。敵地で大きな1勝をつかんだ。

 メッツは3回、コンフォートが先発ヤングからソロを放ち、1点を先制する。さらに、1死三塁となってからグランダーソンがライトへ犠飛を放ち、三塁走者のフローレスが生還。ロイヤルズのヨスト監督はタッチアップが早かったとしてチャレンジしたが、判定は覆らずに2点差となった。

 一方、メッツの先発マッツは今季メジャーデビューを果たしたルーキー左腕。史上最少タイのレギュラーシーズン登板6試合でのWS初先発となったが、4回まで無失点の好投。しかし、5回にゴードンにタイムリーを浴び、1点を返される。

 メッツはその裏にコンフォートがこの日2本目のソロを放ち、再び2点差とする。だが、ロイヤルズも6回にケインのタイムリーが飛び出し、またも1点差に。メッツはここでマッツからニースに継投。ケインが二盗に成功して無死二塁となったが、ニースはホズマー、ムスタカスを打ち取り、大ベテランのコロンにスイッチ。コロンもペレスを空振り三振に打ち取り、リードを守った。

 しかし、8回、メッツは4番手のクリッパードが1死から連続四球を与える。コリンズ監督は、ここで守護神のファミリアを投入。だが、ホズマーのニゴロをプレーオフ打撃好調のマーフィーが後逸し、同点とされる。さらに、ムスタカスの右前タイムリーでロイヤルズが勝ち越し。ペレスにもタイムリーが飛び出し、一気に2点差とした。

 ロイヤルズは8回から守護神デービスが登板。メッツの反撃を許さず、5-3で勝利した。昨年はWSでジャイアンツに屈したロイヤルズが、3勝1敗として30年ぶりの世界一に王手をかけた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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