日本ハムは血の入れ替え 29年目捕手、全球団勝利右腕ら個性派が引退&退団

最後の阪急戦士や03年セ新人王、甲子園Vスラッガーらが今季限りで引退、退団

 昨オフに稲葉篤紀、金子誠、FAで小谷野栄一、大引啓次がチームを去り、今季の開幕スタメンの平均年齢は12球団最年少の25・3歳と大幅に若返った日本ハム。レギュラーシーズンは2位。ロッテとのCSファーストステージで敗退したものの、二刀流3年目の大谷翔平は15勝(5敗)、防御率2・24、勝率7割5分で投手3冠に輝いた。4番・中田翔は自身初の30本塁打、2年連続の大台突破となる102打点をマークした。

 今季限りで引退、退団となる選手には、最後の阪急戦士や03年セ・リーグ新人王、甲子園Vスラッガー、ドラフト1位右腕ら個性派メンバーが並ぶ。改めて、主な選手の実績を振り返ってみよう。

○中嶋聡捕手兼任コーチ(現役引退)
プロ29年目。通算1550試合出場。打率2割3分2厘、55本塁打、349打点、27盗塁。

 86年ドラフト3位で阪急(現オリックス)入り。阪急―オリックス―西武―横浜―日本ハムと渡り歩き、オリックスで95年からリーグ2連覇に貢献。日本一に貢献した。西武時代には松坂大輔(現ソフトバンク)に、07年から指導者を兼任した日本ハムではダルビッシュ有らに影響を与えた。

 表彰は89年ゴールデングラブ賞、95年ベストナインなど。オールスターには6度出場。今季は4月15日のロッテ戦(札幌ドーム)の1試合出場のみだが、実働29年のプロ野球タイ記録を樹立した。今季限りでの引退を表明。チーム統轄本部GM特別補佐に就任する。

○木佐貫洋投手(現役引退)
プロ13年目。通算215試合に登板。62勝72敗10セーブ、防御率3・76。

 亜大から02年ドラフト自由獲得枠で巨人入り。03年に10勝7敗、防御率3.34で新人王獲得。09年まで在籍した巨人で35勝を挙げ、オリックスへ移籍。11年には初の開幕投手も務めた。13年1月に日本ハムへ移籍。同年5月20日の巨人戦(札幌ドーム)で史上12人目の全球団勝利を達成した。

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