MLBを代表する守備職人、遊撃手のシモンズがエンゼルスへトレード

メジャー定着4年目でゴールドグラブ2度受賞の若き名手がア・リーグへ移籍

 エンゼルスがトレードでブレーブスからアンドレルトン・シモンズ内野手を獲得したと、12日(日本時間13日)にMLB公式サイトが報じた。

 26歳のシモンズはショートでの卓越した守備で、メジャー屈指の名手として知られている。レギュラーに定着して4年目だが、既に2度のゴールドグラブ賞、3年連続のフィールディング・バイブル賞(セイバーメトリクスの専門家達が守備面での指標や数値を基に投票し選出する賞)を獲得した。

 今回のトレードに際して、エンゼルスはチーム生え抜きであり、長年にわたり中心選手として活躍してきたベテラン遊撃手のエリック・アイバーと、トッププロスペクトであるショーン・ニューカム投手、クリス・エリス投手、及び250万ドル(約3億円)の金銭をブレーブスに放出すると報じられている。また、ブレーブスからはシモンズと共に、球団25位の有望株であるホセ・ブリセーニョ捕手もトレードされるという。

 エンゼルスでは、アイバーが来季オフにFAとなり、昨年12月に契約したキューバ出身の21歳、ロベルト・バルドクインもメジャー定着まで時間がかかると見られていた。記事では「インパクトのあるショートストップを獲得でき、とても興奮している」というエンゼルスのビリー・エプラーGMの言葉を紹介。チームの中核となるであろう若き名手の補強に成功した喜びの声を伝えている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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