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何度も這い上がってきた巨人・堂上剛裕 戦力外から見せた“必然”の復活劇

あれから1年が経とうとしている。昨年の11月15日。中日を戦力外になった堂上剛裕は巨人の入団テストを受けていた。12球団合同トライアウトを受けて、巨人の目に留まる。野球がやりたいという一心で、再契約の扉を開いた。

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中日戦力外から復活を手繰り寄せた堂上、内に秘めた思い

 あれから1年が経とうとしている。昨年の11月15日。中日を戦力外になった堂上剛裕は巨人の入団テストを受けていた。12球団合同トライアウトを受けて、巨人の目に留まる。野球がやりたいという一心で、再契約の扉を開いた。

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堂上剛裕のこれまでの成績

 最初は育成契約。キャンプ、オープン戦も毎日が全力だった。練習試合でもケガを恐れずに一塁にヘッドスライディング。気迫は誰よりも持っていた。

 打撃では実戦4割以上の打率、本塁打も放ち、アピールに成功。2月下旬に支配下登録となり、背番号が014から91に変更となった。会見も開き、戦力外からまたユニホームを着られる喜びを語っていた。

 しかし、順調だった堂上にアクシデントが襲う。支配下契約した1週間後の本拠地ヤクルトとのオープン戦。ファーストの守備で負傷した。ジャンプした直後の着地で右手をついてしまい、衝撃で親指を骨折。瞬間的に折れたことは分かっていたという。ただ「何とかやれるのではないか、と思っていた」。つかんだアピールチャンスを逃すわけにいかないという強い気持ちが、プレー続行を選択させていた。表情で痛みを隠し、プレーを続けた。「僕は毎日、出し切りたい」という思いから、その後の2打席、バッターボックスに入った。

 キャンプから順調だった打撃。前年に代打の切り札として活躍していた石井義人氏が引退し、左の代打の役割を担える存在だったため、首脳陣も期待していた。堂上も役割に関係なく、開幕1軍への期待を持っていた。しかし、手術することが決まり、復帰までは1か月以上を要することになった。開幕は諦め、気持ちを切り替えるしかできなかった。

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