侍J、一発攻勢で7回コールド! 山田2発、中田&松田&秋山で計5発、3位に輝く

メキシコに大勝、大会最後を白星で飾る

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プレミア12決勝トーナメント表

 侍ジャパン日本代表が21日の世界野球「プレミア12」3位決定戦・メキシコ戦(東京ドーム)に11-1で勝利し、3位で大会を終えた。

 日本は初回から一発攻勢を見せた。まずは3番・山田(ヤクルト)が初回2死から相手先発左腕・ペーニャの3球目、139キロの速球を捉えると、打球はレフトスタンドへ。侍ジャパンに先制点をもたらした。

 そして2回、相手サードのエラーで2点リードと点差を広げた日本。2死一塁で再び山田に打席に回ると、今度は5球目のチェンジアップを捉えてレフトスタンドへ。2打席連続のホームランとなった。

 これで4点リードとなり、2死一塁で打席に入ったのは中田(日本ハム)。今大会2本のホームランを放っている主砲は、相手2番手カリーリョの2球目、143キロの速球を捉え、打球はレフトスタンドへ。6-0とリードを広げる2ラン本塁打となった。

 さらに平田(中日)が四球のあと、松田(ソフトバンク)もレフトスタンドへ叩き込む2ランホームラン。これでまだ2回にして8-0とリードを広げた。

 一方、先発の武田(ソフトバンク)は3回1安打無失点で降板。4回からは2番手の菅野(巨人)が登板し、最速155キロのストレートをマークするなど気迫あふれる投球を見せる。菅野は6回にペレスにソロ弾を浴びたのもの、3イニングを1安打2奪三振無失点と好投した。

 6回には平田(中日)が左翼線を破るタイムリー二塁打を放ち、再びリードは8点に。7回からは3番手の山崎(DeNA)がマウンドに上がり、無失点。

 そしてその裏、相手6番手マドリガルから、秋山(西武)がライトスタンドへ叩き込む2ランホームラン。これで10点差が付き、規定によりコールド勝ち。3位の座を手にした。

 19日の韓国戦で敗れ、決勝進出はならなかった侍ジャパン。しかし、最終戦となる3位決定戦で5本のホームランで快勝。決勝トーナメント開催国の意地を見せた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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