オリ・ドラ3大城と仮契約 谷らが背負った“出世番号”の「10」に決定

“レジェンド”谷の「10」を継承、遊撃手争いに注目

20151130_ooshiro
背番号「10」を継承するオリックスの大城滉二【写真提供:オリックス・バファローズ】

 オリックスからドラフト3位で指名された立教大学の大城滉二内野手(22)が都内のホテルで仮契約を行った。契約金は6000万円で年俸は1200万円。背番号は過去に谷、大引、李大浩らが付けた出世番号ともいえる「10」に決まった。

 名だたる名選手が付けた番号に決まり仮契約を終えた大城は緊張気味に口を開いた。「これからバファローズの一員になるんだという特別な思いの中で震える手でサインしました」。

 レジェンド・谷の背番号をいきなり新人選手が身に着けることになった。それだけ球団の期待も大きいということだろう。

 2010年。沖縄・興南高時代は2年生ながら正遊撃手として試合に出場。甲子園通算打率3割8分1厘と勝負強い打撃で春夏連覇に貢献。

 立教大学に進学すると1年春からリーグ戦に出場し、立大最多となる112安打を放ち、現役最多の36盗塁を決めるなど走攻守で大学球界を代表する選手に成長。福良新監督も「安達のライバルになれる存在。春のキャンプから定位置を競ってほしい」と大きな期待を込めている。

 もちろん球団も即戦力として大きな期待をかけている。「評価していただいた走攻守の中でも、特に足を生かしたプレーでアピールしたい。攻撃面だけではなく守備でも足を強く意識していくつもりです。体を鍛えて早く1軍でファンの皆さんに喜んで頂けるよう頑張ります」と大城。来年の春季キャンプは安達との遊撃手争いにも注目が集まりそうだ。(※金額は推定)

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY