契約更改も大詰め 球史に残る減額も続出、ここまでの大幅ダウンの選手は?

ここまで5000万円以上の減俸で更改した選手たちは…

 プロ野球の契約更改交渉も佳境を迎えている。今オフは広島・黒田博樹投手のように2億円アップの年俸6億円で契約更改した選手もいれば、故障や不振などで球史に残る大減俸も目立っている。

 今回は5000万円以上の減俸となった選手を見ていきたい。いずれも高額プレーヤーとして球界を引っ張った名選手ばかりだ。

○巨人・杉内俊哉投手 5000万円(4億5000万円ダウン)

 12年にソフトバンクからFA加入。4年契約最終年の今季は開幕ローテ入りしたものの、慢性的に抱えていた右股関節痛が悪化。6回途中2失点で降板した7月21日の阪神戦が最後の登板で、17試合登板6勝6敗、防御率3・95。06年以来9年ぶりに規定投球回にも到達せず、3年連続でマークしていた2桁勝利も途切れた。10月に右股関節を手術。来夏以降の復帰を目指している。13年の巨人・小笠原道大内野手(中日2軍監督)の3億6000万円を大きく上回る減額を自ら大減俸を申し入れたという。

○巨人・阿部慎之助内野手 3億2600万円(1億8400万円ダウン)

 今季は一塁から捕手、故障後は一塁に回り、打率2割4分2厘、15本塁打、47打点。打撃不振に苦しみ、規定打席にも届かなかった。来季は捕手復帰も視野に入れている。14年は6億円プレーヤーだったが、15年は5億1000万円。2年連続の大幅ダウンとなった。

○阪神・西岡剛内野手 1億800万円(7200万円ダウン)

 昨オフに右肘手術を受けた影響で50試合出場にとどまり、打率2割6分2厘、2本塁打、14打点だった。開幕直後の負傷で24試合の出場に終わった昨季に続いて低調な結果に終わり、野球協約が定める減額制限いっぱいの40%ダウンで更改した。

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