新人躍動、貧打、監督交代、マイコラス夫妻、賭博…巨人の2015年10大ニュース

4連覇逃し原監督は退任、巨人の2015年を振り返る

 極度の打線不振に苦しみ、リーグ4連覇を逃した巨人。75勝67敗1分けでレギュラーシーズン2位でクライマックスシリーズへ進出。ファーストステージで3位・阪神を破ったが、ファイナルステージでリーグVしたヤクルトに敗れた。

 長らくチームを支えた阿部に衰えが見え始め、坂本、長野も不振で伸び悩んだ。投手陣でも内海、杉内が故障で戦線離脱。期待された選手たちが結果を出せなかった。Full‐Count編集部ではそんな巨人で、今年印象に残ったプレーや出来事などを厳選。ランキング形式で振り返ってみたい。

○10位 守護神・澤村が奮闘

 抑え転向1年目となった澤村拓一は60試合登板で7勝3敗、リーグ4位の36セーブ。60登板中、10試合で2イニングを投げ、防御率1・32と好成績を残した。8月中旬からは14試合連続無失点をマーク。契約更改では5200万円アップの1億円でサインした。年明けは中大後輩にあたる日本ハム・鍵谷と米ハワイで自主トレする予定。来季以降、さらなる飛躍が期待される。

○9位 岡本、高木勇ら新人躍動

 ドラフト1位の岡本和真は9月5日のDeNA戦(横浜)で、松井秀喜のプロ7打席目を抜く、3打席目でプロ初アーチ。1軍で17試合出場し、打率2割1分4厘、1本塁打、4打点。来季は三塁の定位置奪取に期待がかかる。ドラフト3位の高木勇人は球団新人では49年ぶりの開幕5連勝。3、4月度の月間MVPに輝き、オールスターにも出場した。後半戦は失速したものの、26試合登板で9勝10敗、防御率3・19と先発ローテの一角として活躍した。ドラフト2位の戸根千明は開幕から中継ぎ左腕として奮闘。46試合登板で1勝1敗1セーブ、5ホールド。防御率2・88と結果を残した。

○8位 お騒がせ助っ人・フランシスコ

 メジャー通算48発と長打力を期待され、4月下旬に加入したフランシスコ。1軍で5試合に出場し、打率1割6分7厘、0本塁打、1打点。18打席で11三振を喫し、5月7日に2軍降格した。5月下旬から腰や背中の不調を訴え別メニュー調整。治療のため7月15日にドミニカに一時帰国した。同31日の再来日後も別メニュー調整。10月15日に左膝裏痛の治療のため帰国し、そのまま退団となった。

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