メッツ、野茂氏の元女房役ピアザ氏の背番号31を永久欠番に
捕手史上最多の396本塁打で今年殿堂入り、メッツでは4人目の永久欠番
メッツが、マイク・ピアザ氏の背番号31を永久欠番にするとCBSスポーツが報じた。捕手として史上最多となる396本塁打を放った同氏は、今月6日に米国野球殿堂入りしていた。日本では、野茂英雄氏の女房役を務めたことでも知られている。
記事によると、メッツは7月30日に永久欠番制定のセレモニーを行う予定。メッツでの永久欠番は、トム・シーバー(41番)、ケーシー・ステンゲル(37番)、ギル・ホッジス(14番)に続く4人目(ジャッキー・ロビンソンの「42」はMLB全球団の欠番)だという。
ピアザ氏は球団を通じて「自分の背番号が称えられ、偉大なトム・シーバーと同じように永久欠番になるなんて途方もない名誉です」とコメントし、「メッツでの時間は本当に特別だった」と振り返っている。
記事では、ピアザ氏が引退後にメッツで「31」を背負った選手はおらず、誰もつけることなくこのまま欠番になると説明。また、メッツでは打率2割9分6厘、220本塁打、655打点という打撃成績を残し、ナ・リーグ地区シリーズに2回、ワールドシリーズに1回、チームを導いたことも紹介している。
ピアザ氏は、ドジャース入団初年度から旋風を巻き起こした野茂氏の女房役を務めていたことで、日本でも一躍有名人に。野茂氏とは98年にメッツでもコンビを組むなど縁があった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count