【高校野球】「春は投手力」 センバツの特徴から見る今年の優勝候補は?

出場32校が決定、過去10年の優勝校で7人の主戦投手がプロ入り

 1月29日に発表された第88回センバツ高校野球大会の出場校。21世紀枠3校を含め、初出場5校におなじみの伝統校と楽しみな32校が顔を揃えた。

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第88回センバツ高校野球 出場32校一覧

 では、春の頂点を掴むのは一体、どの学校になるのか。過去の大会も分析しながら、今大会を展望する。

 まず、過去10年の優勝校の顔ぶれとそれぞれの主戦投手(カッコ内は現在の所属)を見ると、センバツの特徴が浮かび上がる。

06年 横浜(神奈川)=川角謙(元東芝)
07年 常葉菊川(静岡)=田中健二朗(DeNA)
08年 沖縄尚学(沖縄)=東浜巨(ソフトバンク)
09年 清峰(長崎)=今村猛(広島)
10年 興南(沖縄)=島袋洋奨(ソフトバンク)
11年 東海大相模(神奈川)=近藤正崇(JR東日本東北)
12年 大阪桐蔭(大阪)=藤浪晋太郎(阪神)
13年 浦和学院(埼玉)=小島和哉(早大)
14年 龍谷大平安(京都)=高橋奎二(ヤクルト)
15年 敦賀気比(福井)=平沼翔太(日本ハム)

 主戦のうち7人の投手が後のプロに進んでいる。06年の横浜のように伝統的に選手層の厚いチームは継投で勝ち抜ける例もあるが、絶対的な柱となるエースを擁していることが、一つの鍵になることは間違いない。

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