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松井氏への投球で見えた巨人ドラ1・桜井の武器

巨人の春季宮崎キャンプに臨時コーチを務めている松井秀喜氏が、第2クールの2日目だった7日にドラフト1位ルーキーの桜井俊貴投手のブルペン投球を視察した。

巨人東京ドーム

強い“ハート”証明した22歳右腕

 巨人の春季宮崎キャンプに臨時コーチを務めている松井秀喜氏が、第2クールの2日目だった7日にドラフト1位ルーキーの桜井俊貴投手のブルペン投球を視察した。キャンプ最初の日曜日。多くの観衆が見守る中、松井氏が打席に入り、ボールをチェック。そこにはどんな狙いがあったのだろうか。

 桜井は松井氏が打席に入る前まで約20球投げていた。早めに体が開いたことでボールがひっかかったり、連続して外角にそれることが続いた。コントロールに定評のあるルーキーも、独特の空気、緊張感から、制球を乱したようにも映った。

 しかし、松井氏が打席に入ってからは一転。直球、カーブとストライクゾーンに続けていれるなど、本来の持ち味を発揮し始めた。実は桜井は「(自分は)打者が立った方が投げやすい」タイプなのだという。

 松井氏に当ててはいけないと思い、多少、外角中心の投球になったが、磨こうとしているスプリットを内角低めに投げ、松井氏をのけぞらせる場面も。緊張しながらも、メジャーでも活躍した相手に乱れることはなかった。

 たとえブルペン投球であっても、打者がバットを振らないと分かっていても、打席に大物が入れば、緊張から制球を乱す可能性はある。松井氏も首脳陣もルーキーのメンタルを確認する絶好の機会だったが、22歳の右腕は自分のペースを乱さずにピッチングをした。松井氏のオーラに臆することなく、強いハートを証明した。ストライクを続けて投げられるコントロールと、気持ちを切り替えられる力があった。

 ブルペン、フリーバッティングの登板も終え、次のステージは実戦、紅白戦の登板。派手さはないが、評価は高い。本番に強い男、桜井の開幕ローテーション入りを期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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