近年パでは斎藤佑&成瀬が存在感!? 開幕戦第1球、最も多い球種&コースは
開幕戦初球本塁打は過去に2度
斎藤佑投手は唯一、捕手が内角低めに構えていた(結果はボールが高めに浮いたがストライク判定)。成瀬投手は捕手の構える位置は「外角低め」だったが、投じたのは変化球のスライダー。内角を突く投球と、変化球。それぞれの持ち味を生かした形となった。
なお打者目線に立つと、「1球目」を見送る傾向が多いのかと思いきや、空振り、あるいはファウルなどのアクションを起こしている打者もいる。ただしボールに触れたのは、2014年の千葉ロッテ・清田選手がファウルとしたのみとなっており、それ以外はスイングをしても空振りとなっている。つまり、前に打球は飛んでいない。
ちなみに過去、開幕戦の1回表、その初球を本塁打としたケースは、プロ野球史上過去2度あったのみ。セ・リーグでは巨人・高橋由選手(現巨人監督)が2007年に記録し、パ・リーグでは衆樹選手(当時・阪急)が南海・スタンカ投手から放った1962年までさかのぼる。打者としてもスイングするのに勇気がいるシーンだけに、本塁打になるというのは非常にまれなケースと言えるだろう。
今年の開幕ではどの投手がどの球を投げ、打者はどうリアクションするのか? 3月25日、それぞれの試合に注目してみたい。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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パ・リーグ インサイト編集部●文