広島新井が代打逆転満塁弾、阪神能見は投打で存在感…19日のOP戦

楽天ゴームズ4号、ロッテ清田1号含む3安打、巨人立岡4安打

 プロ野球のオープン戦は19日、各地で6試合が行われた。

◇日本ハム 8-3 ヤクルト(札幌ドーム)

 日本ハムは2回に中田が2戦連発となるOP戦3号ソロを放ち先制。2-3と勝ち越された5回には1死満塁から田中が走者一掃の3点三塁打を放つなど4点を奪い、逆転に成功。9回にはレアードの二塁打などで2点を追加した。DHに入った大谷は2安打をマーク。一方、先発のメンドーサは5回8安打3失点(自責2)と安定感を欠いた。ヤクルト先発石川も5回途中を9安打6失点と不安を残した。

◇西武 1-1 DeNA(西武プリンス)

 西武は先発の十亀が6回1/3を投げ、5安打4四球と毎回走者を背負うも1失点に抑える粘りの投球。DeNA先発の井納も4回1安打無失点と好投を見せた。西武は広島から加入した木村昇が5回1死から右翼線へタイムリー三塁打をマーク。一方、DeNAは6回2死二塁からドラフト4位ルーキー戸柱がレフトへ同点打を放った。

◇巨人 3-9 楽天(東京ドーム)

 楽天が14安打9得点の猛攻で快勝した。2点を追う6回1死一、二塁からウィーラーの適時二塁打、今江の犠飛で同点。その後勝ち越されるも、7回に2点を奪い逆転すると8回にはゴームズの4号3ラン、オコエの適時打などで5点を奪った。ドラ3ルーキー茂木も2安打の活躍。また先発の則本は5回6安打1失点。一方、巨人は先発の菅野が3回無失点と好投したが、山口が5失点するなど救援が崩れた。打線では立岡が4安打、長野が3安打を放った。

◇中日 3-3 ロッテ(ナゴヤドーム)

 ともに10安打3得点で引き分け。中日は先発の大野が5回を8安打3失点と不安を残す内容。一方、ロッテ先発の大嶺祐も7回途中で8安打3失点だった。ロッテは清田がOP戦1号を含む3安打2打点の活躍。鈴木も猛打賞でOP戦打率.447とし、再び12球団トップに浮上した。

◇オリックス 2-4 阪神(京セラドーム)

 阪神は先発の能見が6回4安打8奪三振1失点と好投。1-1の6回1死満塁の場面では勝ち越しの2点二塁打も放ち、これが決勝打となった。ドラフト1位ルーキー高山が第1打席で二塁打、3年目の横田も6回に適時打を放った。オリックス先発のドラフト2位ルーキー近藤大は4回2安打8奪三振1失点の力投を見せた。

◇ソフトバンク 3-9 広島(ヤフオクドーム)

 広島は3点を追う7回無死満塁の場面で、新井が野間の代打で登場中継ぎ左腕・森福から逆転満塁弾を放った。新井はOP戦3号。この回さらに1点を追加し、9回にも五十嵐から5安打で4点を奪った。開幕投手を務めるジョンソンはこの日6回途中を6安打3失点と課題を残す結果に。一方、ソフトバンク先発のバンデンハークは6回5安打無失点と好投した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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