「チームが勝つために」― 日ハム栗山監督が大谷二刀流の成功願う

打撃の状態を上げている大谷、栗山監督「1本出たのは大きい」

 栗山監督「(大谷は)一生懸命やっているし、去年のようなことがないようにという思いがある。能力があるわけだし、なんとか試合で(実力を)出させてあげたい。これはチームが勝つため。こちらも求めているし、本人が打てる環境になればいい」

 昨季の指名打者で、今季は捕手一本で勝負するはずだった近藤健介捕手が、左膝の違和感でオープン戦は外野手として出場している。栗山監督は「今年は近藤のDHはあり得ないと前に進んできている。こちらは近藤を捕手で起用できるのを待っている」。チーム屈指の長打力を持つ大谷をDH起用する機会も増えそうだ。

 19日のヤクルト戦(札幌ドーム)ではオープン戦初のマルチ安打をマーク。大谷は打撃の状態を上げている。

 栗山監督「本塁打打者にとっては1本出たのは大きい。本塁打が出たことは良かったと思います」

 16年シーズンで二刀流起用の完成を目指している栗山監督。理論派の頭脳をフル回転させ、シーズン開幕へ向かっていく。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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