“高速ウォーキング”西武・田邊監督はなぜ歩く?「歩かないと気持ち悪い」
「一人だけ群を抜いて数値があがってしまうかも」!?
――埼玉西武ライオンズは、色々な社会貢献活動を行っている球団として知られています。監督にも「パ・リーグウォーク」をぜひ挑戦して頂ければ幸いです。チームで歩数対抗も行うので、ぜひライオンズで登録して頂けたら嬉しいです。
「あまりに多く歩くので、一人だけ群を抜いて数値があがってしまうかもしれません(笑)」
――先ほど監督も運動不足による生活習慣病に触れていらっしゃいましたが、運動不足の解消で、世界で年間約530万人の死亡が予防可能というデータもあります(Lee et al, 2012 Lancet)。この取り組みで、運動不足で病気になったりする人を一人でも減らせたら良いと思っています。
「一番手っ取り早い運動は、まず歩くことなので、一駅歩くなどちょっとでも歩いてもらえればいいですね。西武球場は、歩くという意味では非常に厳しい(スパルタ的な)球場なので(笑)、ぜひ歩いてもらいたいですね」
習慣化の大切さについて説く田邊監督。自分自身の背中を選手たちに見せながら、新しい取り組みを定着させていく監督の姿には、とても力強いものがありました。監督がおっしゃっていた、「習慣化」と「意識づけ」、「パ・リーグウォーク」を成功に導く二つの重要なキーワードです。将来、監督の高速ウォーキングにもついていけるよう、私自身もしっかり毎日歩きたいと思います。
今後も「パ・リーグウォーク」の取り組みについて、不定期ながらも皆さまへ紹介して行きたいと思います。
※インタビュアー:林英恵(はやし・はなえ)。「パ・リーグウォーク」の共同企画者で、ソサエティアンドヘルスラボ(ハーバード公衆衛生学大学院イチロー・カワチ教授のラボ)所属。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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林英恵●文