智弁学園が鹿児島実に逆転勝利 村上1失点完投で8強一番乗り

打線が7回に4点挙げ逆転、2年生4番・福元が2ラン

 第88回選抜高校野球大会は25日、大会6日目を迎え、智弁学園(奈良)が鹿児島実(鹿児島)を破り、2回戦を突破。ベスト8一番乗りを果たした。1点を追う7回に4点を奪い、4-1と逆転勝利を収めた。

 鹿児島実は初回、智弁学園先発・村上の立ち上がりを攻め、2本のヒットで2死一、二塁とすると5番・板越がセンターへ先制のタイムリーヒットを放つ。

 一方、鹿児島実・先発の谷村は4回まで無安打投球。5回、6回と走者を背負いながら要所を締めてリードを守った。

 しかし7回、ついに智弁学園が谷村を捉える。2死二塁から岡沢がレフトへタイムリー二塁打を放ち、同点。続く太田の打球をセカンドが一塁に悪送球し、逆転に成功すると、2年生4番の福元がレフトスタンドへ2ランを運び、この回一挙4点を奪った。

 初回に失点したが村上は徐々にリズムをつかみ、3回以降、4イニング連続で3者凡退に。リードを受けた直後の8回には2死満塁のピンチを迎えたが、6番・井戸田貴をサードライナーに打ち取った。9回も無失点で締めて、1失点完投勝利。村上は初戦の福井工大福井戦でも完封勝利を挙げており、2戦連続で好投を見せた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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