楽天が創設12年目で700勝 梨田監督「大谷に負けをつけたのは大きい」

釜田と茂木の活躍で勝利、「それがまた、大谷投手から勝ったというね」

 楽天が10日、日本ハムに1-0で勝利。釜田、茂木の同級生コンビの活躍で、楽天は球団創設12年目で通算700勝目を挙げた。

 日本ハムの先発・大谷から毎回安打を放っていた楽天。チャンスは4回にやってきた。この回、先頭の4番ウィーラーの打球にセンター杉谷が突っ込んだものの、捕球できずに二塁打となって出塁。今江は一ゴロでウィーラーを三塁に進めると、茂木がフォークをセンターに運んで先制した。

 投げては、先発・釜田が丁寧な投球で7回を4安打無失点と好投した。8回を福山が3者凡退に抑え、9回は松井裕が先頭打者に安打を浴びたものの、その後をしのいでゲームセット。釜田は今季3試合目の先発で待望の初勝利を挙げた。

 2005年の開幕戦でロッテを3-1で下し、球団初勝利を挙げてから重ねてきた白星が700個に到達。梨田昌孝監督は「知りませんでしたけれどもね。それがまた、大谷投手から勝ったというね。彼に負けをつけたというのは大きいと思いますね」と喜んだ。

【了】

高橋昌江●文 text by Masae Takahashi

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