防御率1.71も0勝2敗 大谷翔平は“負のスパイラル”抜け出せるか

3試合連続QSも援護に恵まれず

○打線との兼ね合い

 3月25日のロッテとの開幕戦(QVCマリン)で7回3失点。1日のソフトバンク戦(静岡)では6回1失点に抑え、この日は8回1失点完投。いずれも「クオリティースタート(QS)」を達成している。1日のソフトバンク戦は救援陣が2点リードを吐きだしたが、打線の援護に恵まれていないのは確かだ。

「ある程度、力を抜きながらいけましたけど、0点は想像してなかったです。結果的に負けているので1点もやらなければ良かったと思います。仕方ないです」

○ノーマーク打者の速攻

 楽天の新人・茂木とは初対決。2回1死で2球目の148キロ直球を中前へ打ち返され、4回1死三塁では初球のフォークを中前適時打とされた。いずれもファーストストライクを打たれた。昨季打率4割2分9厘と相性の悪かった銀次を初回の二塁打のみに抑えたが、伏兵の積極的な打撃に沈んだ。

「投げにくさはなかったですけど、結果的に打たれている。抜きながら投げていた部分もありましたし、単打は仕方ないと思ってました。当然、打ち取りたいと思ってましたけど、特別にマークする感じではなかったです」

 順調にいけば、次回登板は中6日で17日のロッテ戦(札幌ドーム)となる。今季初の本拠地登板で、昨季リーグ3冠に輝いた剛腕は輝きを取り戻すことが出来るか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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