セ・パともに対戦一回り 首位チームの強さの要因は?

安定した投手力を見せる楽天

 プロ野球はセ・パ両リーグともに対戦が一回りを終えた。パ・リーグでは楽天が13試合で8勝4敗1分、セ・リーグでは巨人が15試合で9勝5敗1分で首位に立った。それぞれの強さの要因を見てみたい。

 楽天は投手力の安定が大きい。開幕戦は昨年の覇者・ソフトバンク。4年連続で開幕投手の則本が強力打線を7回3失点、11奪三振の力投で抑えつけ、白星発進。2戦目は引き分けだったが、塩見が7回途中3失点で試合を作り、2番手以降の石橋、横山、松井裕、青山、リズ、福山が12回まで無失点継投を見せた。第3戦も0-7で敗れたが、先発の釜田は8回無失点だった。

 2カード目のロッテ戦では辛島が6回途中4失点で敗戦も2戦目は美馬が自身初完封勝利。見事な3安打ピッチングだった。3カード目の西武戦では再び、則本。エースが8回2失点12奪三振で2勝目。松井裕が今季はセーブを挙げた。2戦目は塩見が7回2失点で今季初勝利。3戦目は釜田がまたも白星はつかなかったが6回2失点だった。

 4カード目のオリックス戦では打線の援護もあり、辛島が7回無失点で今季初勝利。2戦目は美馬が8回途中自責1の内容で2勝目。福山、松井裕がリードを守った。ゴームズやウィーラーの両助っ人の本塁打も出て、開幕10戦でも首位をキープ。5カード目の日本ハム戦は2勝1敗で3カード連続勝ち越し。エース則本が開幕戦から3連勝&3試合連続2桁奪三振の快投で勝利。ハーラーダービートップタイとなっている。美馬がリーグ2位の防御率0.54、釜田は同5位の0.84と上位につけている。先発陣の奮闘が光る。

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