日ハム栗山監督、巻き返しに手応え 「チームの形はでき始めている」

現在5位も「これを続けていければ、流れは来る」

 日本ハムの栗山英樹監督が、巻き返しへ手応えを見せた。

 チームは15日のロッテ戦(札幌ドーム)で今季最多タイの17安打13得点。13-3で大勝した。メンドーサは8回途中2失点と試合を作り、連敗を2で止めた。ここまで7勝10敗で首位・ロッテとは4ゲーム差。陽岱鋼、有原航平、杉谷拳士ら主力級の故障者が続くが、栗山監督は今後への期待感を口にする。

「今日はたまたま大量点が入りましたけど、投手陣が頑張る試合が続いている。これを続けていければ、流れは来る。打つ方はいい時、悪い時がある。先に点を挙げないことが重要になってくる。しっかり頑張っていきたいと思います」

 敗れはしたものの、10日の楽天戦(コボスタ)で先発した大谷は8回1失点完投した。12日からのオリックス3連戦(京セラドーム大阪)では吉川が7回途中無失点、中村が7回3失点、バースは7回1失点。そして、この日のメンドーサと先発陣がクオリティースタート(6回以上を自責3以内)を達成。「どこのチームでも今年は1つ勝つのが本当に大変」という今季の戦い。チームは守り勝つ野球をテーマとしているだけに、これは大きな収穫と捉えている。

「監督の能力がないから、1週間に2回も0-1で負けている。本当に申し訳ない。それだけ。チームの形はでき始めている。先発投手が試合を作れば、どっちに転ぶか分からない。勝負になる。少しずつ出来ている」

 16日は新人左腕・加藤、17日は大谷が先発する予定だ。栗山監督の巻き返しの手応えを結果に結びつけたいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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